【シェアハウス×〇〇】複合施設としてのシェアハウスの活用事例や運営するメリットを紹介!
Rooptコラム

【シェアハウス×〇〇】複合施設としてのシェアハウスの活用事例や運営するメリットを紹介!

日本では、様々な形態の複合施設が誕生しています。

お客さんにとっても「一度で二度おいしい」施設であり、事業者にとってもシナジーが生まれる魅力的な形態の施設です。

Rooptで主に取り扱っているシェアハウスを、複合施設として運営している事例が全国にあるため、今回はそんなシェアハウス×〇〇の複合施設を紹介します。

シェアハウスを運営してみたいという方も、シェアハウスに住んでみたい方も「複合施設」という形態に着目していただけると嬉しいです。

複合型のシェアハウスの事例を紹介する前に、まずはシェアハウスの定義について触れておきます。

シェアハウスとは、一つの住居を複数人で共有して暮らす賃貸物件。一般的にはキッチンやリビング、バスルームなどを共有し、プライバシー空間として個室を利用します。入居者の募集から運営、建物管理までを事業者が行うタイプと友人同士などが直接貸主から借りてシェアするタイプがあります。通常の賃貸住宅に比べ家賃が安く済むこと、敷金・礼金、仲介手数料が不要なケースが多いのも魅力とされてきましたが、最近ではコストメリット以外に入居者同士のつながりの場として人気を集めています。物件にテーマ性を持たせたコンセプトシェアハウスも広がりを見せ、入居者のライフスタイルに合わせたシェアハウスが多く誕生しています。

(【ホームズ】シェアハウスとは?シェアハウスの意味を調べる|不動産用語集 https://www.homes.co.jp/words/s2/525002448/ より)

次に、シェアハウスを他の事業との複合施設として運営するメリットを紹介します。

収入源を複数作れる

2つ以上の事業を組み合わせた複合施設として運営することで、収入源を複数作ることができるのは大きなメリットの一つです。

シェアハウスだけだと入居者の増減に売上や利益が左右されますが、他に収益源があることで安定したシェアハウス運営を実現しやすくなります。

また、他の事業をシェアハウス入居者がリピートして利用するなど、双方の事業にプラスをもたらす可能性が高まります。

異なる層の顧客にアプローチできる

複合型の事業でそれぞれの顧客と異なる層にアプローチできるのも魅力です。

例えば、カフェにコーヒーを飲みに来た方にシェアハウスの存在を知ってもらえたり、逆に普段はカフェにあまり行かないシェアハウス入居者がカフェを利用したり、といった一つの事業ではアプローチできない層の顧客を取り込むことにも繋がります。

シェアハウスに直接的に入居せずとも、「あのカフェの2階ってシェアハウスらしいよ」と友人と話してくれることがマーケティング活動に直結します。

オープンな場として運営できる

シェアハウスは入居者だけの閉じたコミュニティになるケースも少なくありませんが、複合施設にすることで入居者以外の人が出入りするようになり、コミュニティがオープンになっていくきっかけにもなります。

反対に飲食店などにシェアハウス入居者が出入りすることで、飲食店のお客さんとシェアハウス入居者の会話が生まれたりと、複合施設にすることによって異なるコミュニティが混ざりオープンな場になることに繋がります。

ではここから、日本国内の「シェアハウス×〇〇の複合施設の事例」を紹介します。

本当に様々な組み合わせがあるので、「こういう組み合わせもありかも?」とぜひ色々想像してみてください。

【シェアハウス×ゲストハウス】ルルル(高知県高知市)

高知県初のシェアハウス×ゲストハウスと謳う『ルルル』は、旅人と地域住民が集う賑わい拠点として高知で人気を博しています。

また、個室宿泊+シェアハウスの「本館」とグループ宿泊の「あたご館」の2つの建物からなっており、目的に応じて利用する部屋が分かれるのも魅力です。

ゲストさんの紹介など、ほぼ毎日更新しているブログも見ものです。

住所:〒780-0935 高知県高知市旭町2丁目2−2
アクセス:JR旭駅から徒歩10分
公式HP:https://officelululu.com/

【シェアハウス×託児所×リラックスルーム】子育てシェアスペースOmusubi(宮城県気仙沼市)

宮城県気仙沼市の『子育てシェアスペースOmusubi』は、子育て世代のママに徹底的に寄り添った施設で、シェアハウスに託児所やリラックスルームが掛け合わされた複合施設です。

買い物や用事の合間の「ちょっとだけ子供を預かってくれない?」に対応していたり、初めて気仙沼で生活をする女性の安心できる場所になっていたりと、複合施設とすることで女性の幅広いニーズに応えられるようになっています。

シェアハウスはなんとお米食べ放題で、引っ越したての出費が多い時期は特にありがたい制度ですよね。

住所:〒988-0085 宮城県気仙沼市三日町1丁目2−5
アクセス:BRT気仙沼駅から徒歩15分
公式HP:https://www.xn--t8j4a0e4b.com/

【シェアハウス×サイクリスト向けコミュニティスペース×トランクルーム】Panoma Park(東京都調布市)

東京都調布市の『Panoma Park』は、サイクリストやランナーなどフィールドスポーツを楽しむ方と地域住民が集まるコミュニティスペースとして運営されています。

女性専用のサイクリスト向けシェアハウスは、自転車のメンテナンスやチームミーティングもできるピット&ラウンジが無料で使用できるほか、同敷地内のトランクルームも使うことができます。

シェアハウスは一人ひとりの収納スペースが小さくなりがちですが、サイクリスト向けに特化して広い収納スペースを確保していることで、「サイクリングも楽しみたいしシェアハウスで交流がしたい」という方を取り込むことに成功しています。

住所:〒182-0021 東京都調布市調布ケ丘4丁目35−1
アクセス:JR調布駅からバスで10分
公式HP:https://panoma.jp/panomapark

【シェアハウス×飲食店】b.e.park(東京都世田谷区)

東京都世田谷区の『b.e.park』は、1階が飲食店で2〜3階がシェアハウスという、空き家をリノベーションして運営している複合施設です。

1階の飲食店内に書店ブースがあったり、イベントが定期開催されていたりと1階部分だけでも複数の事業が展開されています。

シェアハウス入居者にとっても常に多くの人が出入りすることで、クローズドなコミュニティになることなくオープンな気持ちで暮らすことにも繋がります。

住所:〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3丁目31−3 1F b.e.park
アクセス:小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩2分
公式HP:https://b-e-park.com/

【シェアハウス×コワーキングスペース&イベントスペース】Neriba(東京都練馬区)

「ご近所から暮らしが楽しくなる実験場」というコンセプトの『Neriba』は、シェアハウス×コワーキングスペース&イベントスペースという複合施設です。

ビル4階部分は昼間はカフェ、夜は「まちの実験室Bar」という名前のバーになり、テーマを決めたイベントをしたり一日店長がイベントを開いたりと、様々な実験ができる場となっています。

そこに5階部分に住むシェアハウス入居者が出入りすることで、入居者以外の繋がりや刺激が得られ、お客さんにとっても新たな出会いがある好循環が生まれています。

住所:〒176-0012 東京都練馬区豊玉北5丁目15−1 ヒルズ 京栄6番館 5階
アクセス:都営地下鉄大江戸線練馬駅から徒歩5分
公式HP:https://neriba.net/

【シェアハウス×ゲストハウス】Roopt奥松島(宮城県東松島市)

ここからは、空き家をリノベーションして運営している「Roopt」の複合施設としてのシェアハウス事例を紹介します。

宮城県東松島市のRoopt奥松島は、シェアハウスの個室6部屋の他最大6人まで宿泊できるゲストルームが1室あります。

松島や石巻、気仙沼などへ車で行ける距離であることから、家族連れで利用する宿泊者も多く、単身の入居者にとっても家族と触れ合う時間を過ごすことができます。

住所:〒981-0413 宮城県東松島市新東名1丁目3−3
アクセス:JR東名駅から徒歩12分
公式HP:https://roopt.jp/sharehouse/miyagi/higashimatsushima/okumatsushima/

【シェアハウス×ゲストハウス】Roopt塩竈海岸通(宮城県塩竈市)

Roopt塩竈海岸通も同じくゲストルーム付きのシェアハウスですが、こちらは1人での宿泊専用のゲストルームとなっています。

駅近の物件で、かつ仙台も近いことから、1〜3泊と短めの宿泊をする方もいれば、1ヶ月ほどお試し移住のような形で滞在する方もいます。

共有スペースとゲストルームが隣接していることから、ゲストと入居者が自然に交流することにも繋がっています。

住所:〒985-0002 宮城県塩竈市海岸通5−7
アクセス:JR本塩釜駅から徒歩1分
公式HP:https://roopt.jp/sharehouse/miyagi/shiogama/shiogama-kaigandori/

今回は、複合施設として運営するシェアハウス×〇〇の事例をまとめました。

安定収入やリスク軽減が見込めるだけでなく、異なる業態の事業を掛け合わせることで生まれるシナジーがあり、地域の面白い場として人が集う場になるポテンシャルも秘めています。

これからシェアハウスを始めたいと考えている方は、ぜひ複合型での運営も検討してみてください。

株式会社巻組では、空き家の相続や活用にお困りの日本全国の方の力になるべく、2023年春より家じまいの空き家ポータルサイトを運営しています。

不動産価値が低いとされてきた空き家をリノベーションし、シェアハウス等として運用してきた経験を生かし、物件をお持ちの方からお探しの方へお繋ぎするための情報を掲載しています。

「今後空き家になる物件があるけどどうしよう?」「どうやって相続すればいいんだろう?」など、些細なことでも大歓迎なので、空き家についてお困りの方はぜひ気軽にお問合せください。

Rooptとは?

Rooptは、レトロだけど状態のいい空き家を最低限のリノベーションでシェアハウスとして再生し、人の賑わいを生み出すシェアハウスブランドの名称。

1日から入居できる、複数拠点を行き来できるなど、自由な生き方を実現できるシェアハウスです。

2023年11月時点では宮城県石巻市、東松島市、塩竈市、東京都で6物件を展開しています。

〜1日から入居できる「自由な生き方応援」シェアハウス『Roopt』〜
公式サイト https://roopt.jp/
Instagram https://www.instagram.com/roopt_sharehouse/
Facebookページ https://www.facebook.com/roopt.sharehouse


text by. Takashi SUMIDA https://linktr.ee/sumida_world

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