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Rooptコラム

【レポート】シェアハウス生活で自分の知らない世界を知る!「シェアハウスで妄想」Roopt塩竈海岸通編(2022/04/22開催)

レトロ物件を活用したシェアハウス『Roopt』で、大家とゲストが一緒になって「あんなコトができたらいいな」「こんなモノがあったらいいな」と楽しい暮らし方を好き勝手に妄想するトークイベント「シェアハウスで妄想」。
塩竈海岸通編の第2回となる今回は、塩竈市出身で現在も塩竈を拠点にアート活動をおこなう千田優太(ちだゆうた)さんを招き、塩竈でのシェアハウス生活についてあれこれ妄想してみました。

今回は、千田さんのこれまでの”波乱万丈な”人生について深堀りしつつ、シェアハウス生活の意義や塩竈生活の楽しさについて語る会となりました。
終始笑いの絶えない明るい雰囲気で、かつ「シェアハウスっていいなあ」「シェアハウスで生活してみたい」と思えるようなアツい話も生まれたので、ぜひ楽しみにして読み進めてみてください。

ゲスト情報

千田優太さん/一般社団法人アーツグラウンド東北代表理事

1980年宮城県塩竈市生まれ。アートコーディネーター・パフォーマー。宮城教育大学卒業。2011年〜2014年ART Revival Connection TOHOKU(現ARCT)事務局を経て、2015年に同代表を歴任。2014〜2018年『三陸国際芸術祭』フェスティバルマネージャー。2016年『一般社団法人アーツグラウンド東北』設立。小学校教諭・コンテンポラリーダンスの経験を活かし、東北における地域と舞台芸術のための企画・制作を行なう。

Roopt塩竈海岸通ってどんなところ?

まず、今回の”妄想”の舞台となるRoopt塩竈海岸通について簡単に紹介します。

Roopt塩竈海岸通は、仙台駅から電車や車で30分ほど、JR仙石線本塩釜駅から徒歩1分の距離にある4階建のシェアハウスです。2階に共用スペースと民泊用の部屋があり、3階と4階にシェアハウス用の個室が計5部屋あります。階段の段差を生かした本棚がある、天井をトリコロール色に塗る、リノベーションによって廃材となった畳を壁に埋め込むなど、塩竈の「アートな」雰囲気に触れられる場所となっています。

Roopt塩竈海岸通について詳しく知りたい方は、こちらのシェアハウス情報のページをご覧ください。

イベント内容まとめ

東京から塩竈に帰る予定がそのままホンジュラスへ直行

渡邊:千田さんは仙台出身で小中学校は塩竈で過ごされた後、そこから海外生活を経験されたんですよね。

千田:はい、中学校の時に1年間の交換留学でドイツに行き、男の子が3人いる家庭にホームステイで入りました。でも周りからドイツ語しか聞こえてこないことが嫌になってホームシックになり、ドイツ語を聞きたくないから起きても二度寝するような生活でした。ステイ先のファミリーも「よく寝る子だな」と思っていたでしょうね(笑)。

渡邊:いきなり面白いですね(笑)。

千田:その後ドイツ生活に慣れていったのはよかったのですが、逆に日本語に全く触れなくなって、半年が経った頃に日本人と話したときに日本語が出てこなかったのは衝撃でした(笑)。

渡邊:そんな色々あったドイツ生活の後は日本に戻ってきたんですよね。

千田:地元の高校を出て大学は宮城教育大学に入り、その後は東京で小学校の先生をしていました。大学では男子寮に住んでいて、東京でも友人とシェアハウスをしていたので、思えば家族以外の誰かと生活する時間が長かったですね。

渡邊:シェア生活については後ほど詳しく聞かせてください。今はアート文脈で活動されているので、小学校の先生というのが少し意外でした。これにはどのような理由があったんですか?

千田:実は、小学校の先生をしたのは資金集めのためでした。

渡邊:資金集めと言いますと?

千田:仙台に行きつけの居酒屋があって、そこに演劇関係者など面白い方がよく集まっていたんですよ。その空気感が好きになって、「僕もこんなお店を作りたい!」という夢を描いたのですが、何せ資金が必要で。だから、5年くらい小学校の先生をしてお金を貯めて、その後5年くらいどこかのお店で修行してから開業、という計画を立てたのです。

渡邊:そんな計画があったのですね!5年の計画が、実際は3年で退職されたということですが。

千田:周りの先生方を見ていると、3年を越えたあたりから重要なポジションを任されるようになっていて、「5年も続けていると簡単には辞められなさそうだな」と思い3年を区切りに退職しました。同時に友人とのシェアハウスも解散することになり、当時お金がなかったので実家に帰ることにしたのですが、結果実家には帰らずそのままホンジュラスに行くことになったんです(笑)。

渡邊:これまたすごいところに(笑)。

千田:母がちょうどダンス作品の創作のためにホンジュラスに行っていて、「創作を手伝ってほしいからこっちに来てくれ」と。次にやることも決まってなかったし、シェアハウス生活で所持品も少なかったので、不要な荷物だけ実家に送って僕はそのままホンジュラスに行った、という流れです。

渡邊:ちなみにその荷物は誰が受け取ってくれたんですか?

千田:どうなったんでしょうね、いまだにわかりません(笑)。

自分が辛いときに誰かがそばにいる有り難さ

渡邊:ホンジュラスはやっぱり日本とは全然違う環境でしたか?

千田:はい、特に治安が全然違いました。例えば、外を歩くと危険なので2ヶ月の滞在のほとんどがタクシー移動だったり、普通のお店に拳銃用ロッカーがあったり。日本と違ってホンジュラスは拳銃が流通している国なので、そのギャップに驚かされました。

渡邊:行ったことがないとなかなか想像できませんね…。以前滞在していたドイツでも印象的な出来事はありましたか?

千田:クリスマスの日は忘れもしないですね。日本では大人が子供にプレゼントを渡すのが通例ですが、ドイツでは家族それぞれが全員分のプレゼントを用意して渡すんですよ。当然僕は知らなかったので、僕だけプレゼントを持って来ずにただもらうだけになってしまい、かなり恥ずかしかったです(笑)。

渡邊:それは耐えられない(笑)。

千田:他にも、16歳からお酒やタバコがOKだったり、政治への関心が強かったりと、日本との違いを感じる瞬間が随所にありましたね。このように、「一緒に住んでみないとわからない違いもたくさんある」ということを学んだのが、海外生活の大きな収穫だったと思います。

渡邊:海外生活のような「他人は違って当たり前」というスタンスは、もしかしたらシェア生活や家族生活でも大事かもしれませんね。日本でもシェア生活が長かったと思いますが、そこでの思い出もぜひ。

千田:大学の男子寮時代のことなのですが、当時付き合っていた彼女と別れてしまい、部屋から出れないくらいすごく落ち込んでいたんですよ。そんなときに先輩が、ドアをガチャっと開けて「焼肉行くぞ」と誘ってくれたのが本当に救われました。自分ではどうすることも出来ない状況になった時こそ、誰かがそばにいることの有り難みを感じるものですね。

渡邊:めちゃくちゃいい話ですね!私も男子寮に住んでみたくなりました(笑)。

シェアハウスで自分の知らない世界を知る経験を

渡邊:今日は図らずもworldwideな話になったのですが、塩竈に戻ってきましょう(笑)。千田さんのオススメのお店をぜひ教えてください。

千田:僕は飲むのが好きなので飲み屋を紹介させていただくと、『阿母(アブー)』という台湾料理屋や『知味飯店(ちみはんてん)』という中華料理屋がオススメです。特に『知味飯店』は飲んだ後の2軒目に行くことが多いですね。

渡邊:飲んだ後の中華はいいですね!

千田:観光で言うと、塩釜マリンゲートから船で行ける『浦戸諸島』ですね。松島湾に浮かぶ4つの島から成り立っていて、昔ながらの島の景色などを楽しめますよ。後は、港町で釣り人も多いので、釣りが好きな人にもオススメしたいです。

渡邊:海の文化を楽しめるのは塩竈の魅力ですよね。聞いた話では、「ラケット部」というものも存在するようですね。

千田:杉村淳美術館に卓球台があって、友人たちや子供たちと集まって定期的に卓球をしています。今は卓球だけですが、ゆくゆくはバドミントンなどもやりたいので「卓球部」ではなく「ラケット部」と名付けています(笑)。

渡邊:塩竈生活も楽しそうですね!その楽しさが少しでも伝わっていたら幸いです。最後に、千田さんのこれまでの経験を踏まえ、これからシェアハウス生活をしたいと考えている人にメッセージやアドバイスがあればお願いします。

千田:自分が今いる環境から外に出てみたら、それまでの自分は井の中の蛙だった、ということってあるじゃないですか。だからこそ旅をしてみることも大事なのですが、「さほど重大でない決断で自分の知らない世界に飛び込める」のがシェアハウスの良さだと思います。わざわざ海外に行かなくてもそういう経験ができるので、シェアハウスで家族以外の人と生活してみるのはおすすめですね。

渡邊:素晴らしい視点のアドバイスをありがとうございます!確かに日常こそ異文化に触れるきっかけにもなりますし、シェアハウスならそれをライトに経験できますね。

千田:そうですね。普段接している人の色んな顔を見ることができますし、多様性を理解する機会にもなりそうですね。

渡邊:今日は面白い話をたくさん聞かせていただき、あっという間に時間が過ぎていきました。そういえば、今日は千田さんの専門であるアートのことに全然触れませんでしたね(笑)。

千田:確かに(笑)。

終始明るい雰囲気で1時間のトークイベントが終了

まとめ

オンラインでの参加者、現地での参加者とも楽しくコミュニケーションを取りながら進んだ今回の「シェアハウスで妄想」。
その雰囲気のままに開催した懇親会で、参加した学生同士で連絡先を交換したり、すでに入居している方と地元の方との交流が生まれたりと、第2回にして既にコミュニティが生まれ始めているような気さえしました。

イベント後にシェアハウスで開催された懇親会
立ち飲み居酒屋みたいな雰囲気でいいですね

この「シェアハウスで妄想」は今後も開催していく予定です。
このレポートを機に少しでも興味を持った方は次回ぜひご参加ください。

皆さんと一緒にコミュニティ、そしてRooptを育てていけると嬉しいです!

Rooptとは?

Rooptとは、レトロだけど状態のいい空き家を最低限のリノベーションでシェアハウスとして再生し、人の賑わいを生み出すシェアハウスブランド。1日から入居できる、複数拠点を行き来できるなど、自由な生き方を実現できるシェアハウスです。2022年4月時点では宮城県石巻市、東松島市、塩釜市の3拠点で展開しています。

https://roopt.jp/


text by. Takashi SUMIDA https://linktr.ee/sumida_world

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