空き家ラボ掲載記事 | Roopt(巻組)
Rooptを運営している巻組では、空き家の活性化について随時事例等を調査しコラムとして発信させていただいています。
近年の建築技術の進化により、かつての償却期間の概念が変わりつつあります。現代の建築物は、100年単位で使用可能な耐久性を持つようになりました。特に賃貸物件、シェアハウス、宿泊施設などでは、使用者の満足度が従来と異なる源泉から来ていることが明らかになっています。このため、投資家は通常の償却期間を適用することに疑問を感じ始めており、金融機関との間で見解の違いが生じています。これからの時代は、建物の利用可能期間を半永久的と見做すべきだという考えが浮上しています。
建物の品質評価には新たなアプローチが求められています。パーツごとのアップデート評価や、インスペクションの普及が進んでいますが、さらなる普及が必要です。戸建て建築の場合、インスペクション報告書の標準化が求められています。また、資産評価のためのデューデリジェンス(DD)が提案されています。特に築古物件では、インスペクションの重要性が高まっており、水回りのリノベーションによって、建物の価値を高めることが可能です。
不動産投資の流動化は、価値の高止まりに寄与します。流動化されていない不動産は、本来の価値を下回る価格で取引されがちです。不特法の小規模法改正や不動産クラウドファンディング、DAOやトークンの活用など、新しい投資スキームが注目されています。例えば、Roopt神楽坂のケースでは、トークンを用いた具体的な事例が示されています。エグジット戦略においても、流動化を通じた価値最大化が投資家にとって重要なポイントとなります。
土地や建物の所有者がリノベーションを行い、その後の利用を計画するケースが増えています。リノベーション業者が資金を調達しやすくなると、より多くのプロジェクトが実現可能になります。特に、民泊などの運用を通じて、投資額に対して高い利回りを得ることが可能です。リノベーション後の担保価値も高く、フルローンを組んでも安全な投資となり得ます。
テクノロジーの進展とともに、不動産投資の世界も変化しています。建築技術の向上、品質評価の進化、投資の流動化、そしてリノベーションへの新たなアプローチが、これからの不動産投資の方向性を示しています。
出典: 空き家ラボ
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