空き家ラボ掲載記事 | Roopt(巻組)
Rooptを運営している巻組では、空き家の活性化について随時事例等を調査しコラムとして発信させていただいています。
シェアリングエコノミーが普及することで、どのように不動産価格に影響が発生していくのか、そのロジックと具体的なシェアリングエコノミーのサービスの紹介を行います。
乃維: 皆さんこんにちは。このチャンネルの司会を務めている乃維です。この動画では、現代における築古戸建住宅の投資時の評価について、ガイアックス代表執行役社長の上田さんにお話を伺っていきます。
上田: よろしくお願いします。
乃維: 前回から今後のモデルを作るにあたっての、現代の社会情勢について、4つのトピックに分けてお話をいただいています。1つ目がライフスタイルや人口動態、2つ目がワーケーションやリモートワーク、3つ目がシェアリングエコノミー、4つ目がテクノロジーの進化です。今回は2つ目のワーケーション・リモートワークについて、お話をしていただきます。上田さん、よろしくお願いします。
上田: よろしくお願いします。
上田: 僕たちは今、不動産をどう評価するか、という話をしているのですが、人口が減っていく、それは評価に影響ありますよね という話と同様に、実は仕事スタイルとして、ワーケーションとか、リモートワークが許されるような時代になってきたということも、やはり不動産評価に考慮しなければならないです。本当にこのリモートワークというのは、特にコロナがあって、大きく当たり前が変わったのではないかなと思います。ちなみに乃維さんとかも、リモートワークとか、ワーケーションはしていますか?
乃維: はい。ほとんどリモートで仕事していますし、私も大学1年生の時はちょうどコロナ禍だったので、授業もすべてリモート、というような形で生活をしていました。
上田: ちなみに乃維さんの周りで働いている、方々はどうですか?
乃維: ほとんどがリモートワークですね。月曜日から金曜日まで、全部出社しないといけないという人は、ゼロに近いような気がします。
上田: みんなどんなところに住んでますか?
乃維: 私の周りだと、まだ実家に住んでいる人も多いのですが、人によっては自宅で仕事することが多いということで、ちょっと広い家に引っ越したり、私自身そうなのですが、最初すごく狭い家に住んでいたところ、家にいる時間がすごく長くなってしまったので、ちょっと広い家に引っ越したりとか、そういう人が周りにも多いです。
上田: 広い家に引っ越す=ちょっと都会から外れる、ということもあるのではないかと思いますがどうですか?
乃維: そうですね。どうしても高くなってしまうので、少し外れたところに引っ越したり、あとリモートワークが増えるというのは、あまり外出しないということでもあるので、ちょっと駅から遠くてもいいかな、というような人もいるかと思います。
上田: そうですよね。ありがとうございます。ガイアックスという会社において、本当にたくさんのメンバーが東京を離れて、例えば、もう行ったこともほとんどないけれど、福岡に引っ越しました、奈良に引っ越しました、とか。私自身ずっと葉山にいますし、湘南エリアは本当に人が増えてきています。
例えば、みんな就職したタイミングで、大学から東京に来るケースも多いと思います。本当にそのまま実家で働くケース。まあまあの金も余裕があるので、実家の近くの駅のアクセスがよくて、日頃遊ぶのに適したようなそういう場所に引っ越される。例えば広島県の中でそのまま生活されるとか。こういったことが、ベースとして通信環境が良くなってきている中、アフターコロナでこういうことが許されるようになった、ということが一つ大きなことです。
それに伴って正直周辺ビジネスも、いろいろ増えてきていまして、挙げるとキリがないのですが、例えば、シェアリングエコノミー協会の中にも、会員さんでやっていらっしゃるのですが、キッチハイクさんみたいな保育園留学というサービス。これはどういうのかというと、1、2週間を家族で地域に生活して、保育園でこういうところに入らせてもらうみたいなサービスなのですが、これはどちらかというと、次にご説明する、シェアリングエコノミーの領域の話にもなるのですが、ともかくどういうことかというと、地域の保育園も人が減って苦しんでる中、もう移住者がいたらいつでも受けられますよ、という地域が増えてきています。
ということは一言で言うと、人口減少しまくっていた都会以外の場所、地方が有利というのがベースにあるのですが、とはいえ人口減少の大きな波に比べると、リモートワークができるからといって、移行する人が多いかと言われると そこまでではないです。実際、田舎にまばらにリモートワークで、引っ越しする人が多いかというと、実はそういうこともなく、一部の土地、一部の人気ある土地にリモートワークできるからといって、引っ越しているケースが目立つなと思います。
皆さんがイメージしやすいのは、まずどこかというと関東圏からいうと軽井沢とか、あとこの葉山や湘南とか、ここら辺が一番人気があるのですが、そうでなくても例えば当社で福岡に引っ越したメンバーは、糸島を選んで引っ越しています。ちなみに九州の中でも福岡はやっぱり強いですが、その福岡の中でも強いのが2拠点あって、糸島という場所と福津という場所、海際の左と右みたいなところなのですが、サーフィンも流行っていますし、おしゃれなカフェとかもあるし、そういう人気のところに、みんなは引っ越していってますね。
人気を獲得できないところは下がっていきます。なのでリモートワークで、田舎に人が行くので田舎が救われます、という話ではなくて、リモートワークで田舎に行くけど、全部の土地が救われるわけではなくて、もう勝ち組の一部の土地だけが救われる、逗子、葉山はかなり土地の値段も上がっていっていますが、ここクラス以外はですね、地価が上がるほど強いかと言われたら、そこまでではないのではないかと、維持か、ちょっとプラスかもね ぐらいのレベルかなと思います。
上田: ではその評価について、もう少しお話を進めていきたいのですが、これまでは都会かどうか、そして駅前かどうか、人口集中区域かどうかというところが、非常にフォーカスされていたのですが、逗子、葉山でいうと逗子駅が駅そばだからよかった。葉山は例えば駅がないから、あまり評価がなかったかもしれませんが、実は葉山って海が綺麗なんですよね。そうなってくると、こういうリモートワークの時代になってくると、駅そばよりも海が綺麗だとかそういう海の景色が、よく見えるというのが、相対的に価値として上がってくる。
もう一個重要なのはブランドだったり、そして人と人との地域コミュニティです。行ってみたけど、カフェ全然面白くないしビジネス全然面白くないし、本当に周り全部田んぼというのは耐えられないので。やっぱりそういう楽しいビジネスをどんどん起こすような人が、たくさんいる場所という方が、重要なのではないかなと思っています。
ここで、もう一個ポイントが、やはりどんどんそういう面白い人を量産する為には、地域に大学とかそういった施設があると、比較的人材が常に供給されています。大分県は立命館のAPUというところがありますけど、そこに行った人材が大分周りで、いろんなビジネスを立ち上げていて面白くなっています。そういうところも潜在的なパワーを有してるのかなというふうに思います。
これまでは過去の取引価格とか路線価とか、そういうすごく静的な、もしくは変わらないもので評価していたと思うのですが、一歩間違えたら本当に人気を博す不動産になります。これをどう評価するのか、評価しようと思うマインドを持っていただきたいと思います。
普通に金融機関さんが、カフェにお金を貸すのであれば、どんなカフェですか?人気あるカフェなんですか?みたいな。例えば一昔前ですけど、最近、人気出てるタピオカとか、すごくラインナップされていっぱい人が来てますよね。みたいな。それによってじゃあ金を貸す、貸さないって評価していたと思うのですが、実際、我々、不動産投資家は、そういうの見て土地を買うかどうか決めているわけです。そういうような盛り上がってる土地なら、高い金払ってもいいやと思っているし、これもう廃れていく一方だと、行ってみて周りの空気を見て、「これ、あかんわ」と思ったら本当に買わないわけですよね。そういうような投資家のマインドに近い形で、判断されていくことが、今後、重要なんじゃないかというふうに思います。
乃維: 上田さん、お話ありがとうございました。上田さんが住まれている葉山の周りでは、コロナの後、どういう変化があったりしましたか?
上田: 実際、本当に関東の結構面白い人が、葉山とか逗子地域に集まってきて、元々地元でビジネスをされている方と、そういう関東から引っ越してこられた面白い方々、現在100人ぐらいで、お金を出し合って逗子駅前に、BARを作っていて。夜な夜な出資した、株主100人でしか参加できないのですが、その株主同士でいつも情報交換することが、なんと逗子の駅前で出来て、他にも沢山プロジェクトが立ち上がっているのですが、そこで知り合った人と一緒にじゃあサウナ作りますかとか、一緒にこういうコワーキング施設どうのこうのしていきますか。みたいな話が日々繰り広げられていて、面白いなって思っちゃいますよね。
乃維: それはすごく面白いですね。本当にワーケーションだったり、リモートワークが普及してから、いろんな場所でそういう活動が行われているのですかね。
上田: リモートワークがなければ、減る一方だったのが、これに伴って反転している土地が、100か所、200か所あるわけではないですが、数十か所はあるなと思っています。
乃維: ありがとうございます。今回は今後のモデルを作るにあたっての現代の社会情勢の中から、ワーケーション・リモートワークについて、お話をしていただきました。次回も引き続き上田さんに、シェアリングエコノミーについてお話をしていただきます。ぜひ次回の動画もご覧ください。ご視聴ありがとうございました。
上田: ありがとうございました。
出典: 空き家ラボ
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