空き家を活用したシェアハウスの事例まとめ
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2023.11.18

空き家を活用したシェアハウスの事例まとめ


空き家を活用したシェアハウスの事例まとめ|シェアハウス運営に興味がある方必見!

シェアハウスが全国的にも普及してきており、主要なライフスタイルとして徐々に受け入れられ始めている印象を受けます。

特に、人口減少や少子高齢化が進む日本において「シェア」は今後重要な概念の一つで、その観点から「シェアハウスを運営してみたい」と考える方も少なくありません。

そんな方にぜひ「空き家を活用してシェアハウスを運営する」という選択肢を持っていただきたく、今回の記事ではその全国の事例を紹介していきます。

シェアハウスを始める際の手続きや留意点などもありますが、ひとまず「こんな事例があるんだ」「こういうシェアハウスをやってみたいな」というイメージを持っていただけたら幸いです。

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空き家を活用したシェアハウスを紹介する前に、まずはシェアハウスの定義について触れておきます。

シェアハウスとは、一つの住居を複数人で共有して暮らす賃貸物件。一般的にはキッチンやリビング、バスルームなどを共有し、プライバシー空間として個室を利用します。入居者の募集から運営、建物管理までを事業者が行うタイプと友人同士などが直接貸主から借りてシェアするタイプがあります。通常の賃貸住宅に比べ家賃が安く済むこと、敷金・礼金、仲介手数料が不要なケースが多いのも魅力とされてきましたが、最近ではコストメリット以外に入居者同士のつながりの場として人気を集めています。物件にテーマ性を持たせたコンセプトシェアハウスも広がりを見せ、入居者のライフスタイルに合わせたシェアハウスが多く誕生しています。 (【ホームズ】シェアハウスとは?シェアハウスの意味を調べる|不動産用語集  https://www.homes.co.jp/words/s2/525002448/  より)

わかりやすくまとめると、一軒家などを家族以外の人と共同で利用する居住空間のことを指します。

友人同士で利用することもあれば、シェアハウス内で初めて会うというケースもあります。

シェアハウスで生活するメリット

シェアハウスで生活するメリットについては、以下の記事にて詳しく紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

シェアハウスとは?宮城県内のおすすめシェアハウス12選とともに解説!

空き家を活用してシェアハウス運営を始めるメリット

ここで、空き家を活用してシェアハウス運営を始めるメリットを紹介します。

新築での建設を検討していた方には、特に見ていただきたいポイントです。

1.初期投資が減る

新築でシェアハウスを建設するケースと比較すると、新たに建物を建設する必要がない分、初期投資金額が大きく減るのが特徴です。

空き家は相続ではなく賃貸で使用することも可能で、その場合も新築物件よりも安く賃貸できることがほとんどです。

また、空き家によっては家具や家電をそのまま使えたり、間取りを大きく変える必要がなかったりする場合もあるので、リノベーションコストも削減できる可能性もあります。

2.リノベーション段階からコミュニティ醸成ができる

空き家のリノベーションの際に、地域の方が力を貸してくれるケースも多く、リノベーション段階でコミュニティ醸成ができるのもメリットの一つです。

シェアハウスに住んでいない人にとっても愛着のあるシェアハウスとなり、リノベーションに関わってくれた人が周囲に進めてくれることもあります。

ただ、そこはやはり人間関係が命なので、リノベーションの過程で良好な人間関係を築けるかどうかが鍵でしょう。

3.地域貢献につながる

空き家問題は全国的にも深刻になってきており、空き家を活用することは地域課題解決にも繋がります。

また、歴史ある物件を受け継いで活用することで、その活用を喜んでくれる地域住民も少なくありません。

そのための補助金を用意する自治体も多くあるため、空き家活用に対して得られるバックアップは多いでしょう。

空き家を活用した全国のシェアハウスの事例

ではここから、空き家を活用した日本全国のシェアハウスの事例を紹介します。

「シェアハウスを運営してみたい」という方も、空き家という選択肢をぜひ検討してみてください。

えんがわ家【東京都三鷹市】

『えんがわ家』は、東京都三鷹市にある「みんなでツクル みんながツドウ みんなをツナグ」がコンセプトのシェアハウスです。

築約60年の空き家を地域住民と話し合いながらリノベーションを行って2019年に開業し、その後も「まちと暮らすシェアハウス」として地域と入居者が繋がる拠点となっています。

シェアハウス×シェアスペースという複合型で運営しており、シェアスペースで様々なイベントが開催されたり、地域住民と一緒にシェアファームで野菜を育てたりと「誰もが気軽に立ち寄れる」のが特徴。

HPには「このような方針でシェアハウスを運営しています」といったことが書かれており、シェアハウス運営においても非常に参考になります。

この投稿をInstagramで見る えんがわ家(@engawaya_mitaka)がシェアした投稿

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住所:〒181-0004 東京都三鷹市新川4丁目18−2 アクセス:JR三鷹駅よりバス+徒歩で30分 開業:2019年 URL: https://engawaya.org/

b.e.park【東京都世田谷区】

スパイスダイニング×ブックカフェ×イベントスペース×シェアハウスという、様々な形態がミックスされて運営しているシェアハウス『b.e.park』。

「大人の遊び場を作りたい」というコンセプトで始まったこの複合施設は、1階が飲食店、2階より上がシェアハウスとなっています。

飲食店との複合施設とすることで、収益の柱を複数作ることができ、かつシェアハウス入居者にとっても

新たな出会いが生まれやすい場となっています。

シェアハウス入居者は飲食店スペースをコワーキングスペースとして使えるなど、出入りできる場所が多いのは入居者にとっても嬉しいポイントです。

住所:〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3丁目31−3

アクセス:小田急小田原線 祖師ヶ谷大蔵駅より徒歩2分

開業:2020年

URL:https://b-e-park.com/

筋トレシェアハウス東池袋【東京都文京区】

名前からも想像できるように(?)、『筋トレシェアハウス東池袋』はなんとパーソナルトレーナー付きのシェアハウスです。

築約50年の木造物件を活用し、トレーニングジム併設のパーソナルトレーナー付シェアハウスとして2023年1月より運営しています。

1階、2階部分合わせて延床面積が149.30㎡という広さを生かした活用方法で、東池袋という立地の良さも要因となって、「日常的にトレーニングをしていたい20〜30代男性」という絞り込んだターゲティングをしているのが特徴。

一人だと途中でトレーニングをやめてしまうというあるあるの課題も。パーソナルトレーナー付きというメリットでカバーしています。

住所:〒112-0012 東京都文京区大塚6丁目32−4

アクセス:東京メトロ有楽町駅東池袋駅より徒歩6分

開業:2023年

URL:https://kintore-sharehouse.com/

学生専用シェアハウス「NKビル」【和歌山県和歌山市】

学生専用シェアハウス「NKビル」は、和歌山市の「令和4年度まちなか空き家の学生専用シェアハウス整備補助事業」を活用して誕生したシェアハウスです。

「シェアハウスにするために必要な改修工事費にかかる合計額の3分の2まで(1室あたり上限200万円)」という条件の補助事業で、空きビルの3&4階部分をリノベーションして学生向けシェアハウスとして活用しています。

3階に共同キッチン完備のコミュニティスペースを、3、4階に居室3室を整備することで、プライベートスペースを確保しつつも集まって会話ができる空間となっています。

自治体の補助金を活用して、空き家をリノベーションしてシェアハウスを立ち上げた好事例であると言えます。

住所:〒640-8215 和歌山県和歌山市橋丁47

アクセス:JR和歌山駅より徒歩8分

開業:2023年

URL:http://www.city.wakayama.wakayama.jp/res/projects/default_project/_page/001/049/448/20220329-2.pdf

空き家を活用したRooptのシェアハウスの事例

Rooptでは、空き家を活用したシェアハウスを宮城県と東京都(2023年10月現在)に展開しています。

空き家を活用したRooptのシェアハウスの事例も一挙紹介します。

Roopt石巻日和が丘【宮城県石巻市】

石巻市のシンボルの一つである「日和山」の山頂付近にあるシェアハウス『Roopt石巻日和が丘』。

元々保険会社の社員寮として活用していた物件を活用し、2022年よりゲストルーム付きシェアハウスとして運営しています。

シェアハウスは玄関が一つで全員が同じ空間にいるイメージが強いですが、『Roopt石巻日和が丘』の場合は社員寮の名残りで居住空間が4つに分かれており、それぞれの空間を数人でシェアする形となっています。

日和が丘は石巻の中でも特に治安が良い地域で、その安心感を求めて入居する方もいるシェアハウスです。

Roopt奥松島【宮城県東松島市】

宮城県東松島市にある『Roopt奥松島』は、個室6室と民泊ルーム1室を備えたシェアハウス兼ゲストハウスです。

元々一軒家として家族で住んでいた物件ですが、一軒家とは思えないほど広々としているので、シェアハウスではあまりない平均12.25畳の個室に住むことができます。

間仕切りを増やしたり、襖を取り外して壁にしたりと、シェアハウスとしての居室を増やすためのリノベーションをしているのも特徴の一つ。

広々としたリビングルームを生かして、イベントやワークショップの会場としても活用して入居者と地域住民が交流を楽しんでいます。

Roopt塩竈海岸通【宮城県塩竈市】

JR本塩釜駅から徒歩1分の距離にある『Roopt塩竈海岸通』は、4階建てのビルの2〜4階部分をリノベーションしてシェアハウスとして活用しています。

2階をリビングやバスルームなどの共有スペース、3〜4階を居室と分けることで、一人の時間と交流する時間を使い分けて利用することができます。

また、2階リビングルーム横にゲストルームがあるため、シェアハウス入居者とゲストが自然に交流できる形になっています。

この『Roopt塩竈海岸通』も、シェアハウスとしての居室を確保するために、壁を増やしたり壁の位置をずらしたりしています。

Roopt神楽坂【東京都新宿区】

東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩2分の距離にある『Roopt神楽坂』は、Web3の技術を活用して日本初DAO型シェアハウスとして運営しています。

これは、入居者でなくてもシェアハウス運営に関われる仕組みで、オンライン上でシェアハウスの改善案などが提案され議論が行われています。

DAO型シェアハウスとして運営した結果、売上が1年間で1.7倍増、利益率の大幅改善を達成しています。

2棟の併設した空き家を活用しており、1棟はドミトリーの居住スペース、もう1棟はコワーキングスペース兼ギャラリーとして運営しています。

Roopt墨田京島 -サボテンの家-【東京都墨田区】

下町風情を感じられる東京都墨田区にある『Roopt墨田京島 -サボテンの家-』は、学生専用シェアハウスとして運営しているシェアハウスです。

築年数90年のサボテンが生える庭のある平屋長屋で、そのレトロな雰囲気を残しつつ快適に暮らせるようにリノベーションをしています。

押上駅から徒歩12分ほどの距離にあり、通学にも便利な立地なため、様々な大学の学生が利用してシナジーが生まれることをオーナーも望んで運営しています。

人口減少の時代、そして物価高が進む時代だからこそ、都内でもこのような空き家を活用したシェアハウスが増えていくものと予想しています。

まとめ

今回は、空き家を活用した日本全国のシェアハウスを紹介しました。

空き家が増加傾向にあり、かつ人口減少・少子高齢化が進む日本において、「空き家をシェアハウスとして活用する」ことは社会問題の解決にも繋がります。

お持ちの空き家の活用法に困っている方、「いつかシェアハウスをやってみたい」と考える方などの参考になれば幸いです。

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